F1スペインGPは地元の英雄フェルナンド・アロンソがうれしい母国初優勝を飾った。2位にミハエル・シューマッハー、3位はジャンカルロ・フィジケラとなった。
スーパーアグリの佐藤琢磨は17位完走、フランク・モンタニーは2戦連続リタイアでレースを終えている。
BMWザウバーのジャック・ビルヌーブは(予選14番手)はヨーロッパGP後にエンジン交換を行ったため10番手降格。これによりビルヌーブは最後尾からのスタートとなった。
よく晴れ渡る空の下、気温26度、路面温度40度、湿度46%というコンディションでスペインGPの決勝が午後2時(現地時間)からスタート。各車一斉に1コーナーに飛び込む中、9番手グリッドからスタートしたキミ・ライコネンが4台抜きを果たし5番手に浮上することに成功している。
オープニングラップを終えてトップ10はフェルナンド・アロンソ、ジャンカルロ・フィジケラ、ミハエル・シューマッハー、フェリペ・マッサ、ライコネン、ルーベンス・バリチェロ、ジェンソン・バトン、ヤルノ・トゥルーリ、ラルフ・シューマッハー、ニック・ハイドフェルドという順位となった。
レース序盤はフェルナンド・アロンソが周回を重ねる度にファステストラップを更新し10周目には2番手を走る僚友フィジケラとの差を7.4秒、その後方を走る3番手シューマッハーとの差を9.3秒にまで拡げていった。
それとは対照的に11周目になると佐藤琢磨がターン3でスピンを演じるも再走を果たしそのままピットへ。琢磨はタイヤを交換して再びレースに復帰している。その直後にモンタニーもピットイン。するとモンタニーはそのままガレージへと向かい無念のリタイアに終わった。
15周目になるとトヨタのラルフ・シューマッハーとトゥルーリが1コーナーでチームメイト同士の接触。これによりラルフは左フロントウイングを破損し緊急ピットイン。ラルフはその後ピットで修復して再走を果たしている。
16周目に入るとアロンソが上位陣の中でいち早く1回目のピットイン。その2周後にフィジケラがピットインしている間に、モントーヤがターン1でコースオフ。モントーヤはそのままマシンを降り2戦連続でリタイアに終わった。このあたりから他のマシンもピットインを行ない、19周目にマッサ、22周目にライコネン、23周目にシューマッハー。24周目と25周目にバリチェロとバトンが1回目のピットインを行っている。
32周目になると一旦は再走を果たしたラルフであったが2回目のピットイン時にそのままガレージへと向かいリタイアとなった。6番手からスタートしたラルフにとっては残念な結果となった。
レースの半分を終えた33周目のトップ10はアロンソ、シューマッハー、フィジケラ、マッサ、ライコネン、バトン、バリチェロ、ハイドフェルド、トゥルーリ、ウエーバーという順位。アロンソとシューマッハーの差は10.5秒。その後方3番手を走るフィジケラとの差は20.3秒となり、アロンソが速さをみせつけていった。
レース終盤はアロンソの独走状態が展開され、アロンソはファステストラップをマークしながら39周目にはシューマッハーとの差を13.4秒まで拡げていくと、40周目に2回目のピットイン。上位陣ではその翌周にフィジケラ、43周目にはマッサ、その間トップを走行していたシューマッハーは46周目に2回目のピットイン。アロンソとの差は約10秒で前2戦で見られたようなピット戦略での攻防戦は見られることはなかった。
その後レースはそのままアロンソが独走状態を築き、49周目には2番手を走るシューマッハーとの差を13.5秒。56周目には15.1秒と周回を重ねる度に差を拡げて、見事な走りを見せながらトップでチェッカーを受け今季3勝目、通算11勝目を挙げて母国での初勝利を飾った。2位はシューマッハー、3位フィジケラ、4位マッサ、5位ライコネン、6位バトン、7位バリチェロ、8位ハイドフェルド、9位ウエーバー、10位トゥルーリというトップ10だった。
またスーパーアグリの佐藤琢磨はオーストラリアGP以来となる完走を果たして17位。フランク・モンタニーは残念ながら2戦連続でリタイアに終わった。
(AUTOSPORT WEB)